こんにちは。奥州市の行政書士、伊藤公好です。
相続のご相談の中には、
「思っていたよりも複雑な不動産が見つかる」
というケースが少なくありません。
今回のAさんの事例も、まさにその一つでした。
■「期限があるのでお願いしたい」というご相談からスタート
Aさんからのご相談は、こんなお話でした。
「12年間に亡くなった父の相続について、
来年の令和9年3月までに手続きが必要と聞いて、お願いしたいです」
まずは不動産の調査からスタートしました。
■調査の結果「共有者44名の土地」が判明
調べていくと、
- 自宅の土地・建物
- その他の不動産
に加えて、
👉 共有者44名の土地
が見つかりました。
Aさんも
「そんな土地があるとは思いませんでした…」
と驚かれていました。
■一見するとかなり大変そうなケース
共有者が44名というと、
- 全員の同意が必要なのでは?
- 連絡を取るのが大変そう
- 手続きが進まないのでは?
と不安になりますよね。
実際、内容によってはかなり時間がかかるケースもあります。
■今回「助かったポイント」はここでした
今回のケースで大きかったのが、
👉 共有者44名全員が、それぞれ持分で所有権登記されていた
という点です。
■「持分で登記されている」とは?
少しやさしく説明すると、
1つの土地について
- Aさん:10分の1
- Bさん:20分の1
- Cさん:30分の1
といったように、
👉 それぞれの“取り分(持分)”がはっきり登記されている状態
のことです。
■だからこそ「持分の相続」で対応できた
今回のAさんのケースでは、
被相続人(Aさんの父)が持っていたのは
👉 44人のうちの1人としての“持分”
でした。つまり、
- 土地全体を動かすわけではなく
- 自分の持分だけを相続する
という形になります。
■ここが大きな違いです
もしこれが
- 代表者名義のまま
- 昔の名義で整理されていない
という状態だった場合は、
👉 全体の権利関係の整理が必要になる可能性もあり、
かなり大きな手続きになっていたかもしれません。
■今回のようなケースのポイントまとめ
Aさんのケースを整理すると、
●共有者は44名と多いが…
- すでに持分が明確に分かれていた
●そのため…
- 自分の持分だけの相続登記で対応可能
●結果として…
- 手続きの範囲を限定できた
- 現実的な対応ができた
という点が大きなポイントでした。
■よくある誤解
Q:共有者が多いと何もできないのでは?
👉 必ずしもそうではありません
今回のように
- 持分が明確
- 権利関係が整理されている
場合は、
👉 自分の持分だけの手続きは進められます
■ただし注意点もあります
とはいえ、共有地であることには変わりませんので、
- 将来的な売却は難しい場合がある
- さらに相続で人数が増える可能性
- 管理の問題
などは引き続き考えていく必要があります。
■行政書士に依頼するメリット
今回のようなケースでは、
●調査で状況がはっきりする
「難しそう」が「対応可能かどうか」に変わります。
●無駄な手続きを避けられる
全部を動かすのか、一部でいいのか判断できます。
●安心して進められる
特に期限がある場合は、道筋が見えることが大切です。
■奥州市の行政書士として
私はこれまで市役所で長く勤務し、
- 固定資産
- 登記に関係する情報
- 地域特有の共有地
を多く見てきました。
今回のように、
👉 一見複雑でも、整理すれば進められるケース
は少なくありません。
■まとめ|「難しそう=できない」ではありません
Aさんのケースでは、
- 共有者44名という複雑さはありましたが
- 持分が明確だったことで
👉 持分の相続で対応できた
のが大きなポイントでした。
■最後に
相続は、
- 調べてみないと分からないことが多い
- 思っていたよりシンプルに進むこともある
手続きです。
「うちも似たような土地があるかもしれない」
「これ、どうなるんだろう…」
そんなときは、
相談だけでも大丈夫です。
一つひとつ状況を整理しながら、
無理のない進め方を一緒に考えていきます。
どうぞお気軽にご相談ください。
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