月. 10月 27th, 2025

はじめに

岩手県で中古品を売買するビジネスを始めたい方に必要なのが「古物商許可」です。ネットでの転売、リサイクルショップ、古着販売、ブランド品の買取販売など、幅広い業種に関係します。

この記事では、岩手県警察本部の公式情報をもとに、古物商許可申請の流れ・必要書類・注意点を整理しました。行政書士として、初めての方でもスムーズに進められるようサポート内容もご紹介します。

1.古物商許可が必要なケース

  • 中古品を仕入れて販売する
  • 古物市場やオークションに参加して売買する
  • ネットショップやフリマサイトで反復継続して中古品を売る

一度使われたものを営利目的で取引する場合は「古物」にあたり、許可が必要です。

2.岩手県での申請窓口

営業所所在地を管轄する警察署に申請します。
たとえば奥州市・金ケ崎町で営業する場合は「奥州警察署」など、所在地ごとに窓口が決まっています。

申請受付時間は 平日の午前9時〜午後4時 が基本です。出向く前に、必ず管轄警察署の生活安全課に確認しておきましょう。

3.申請に必要な書類(岩手県警HPに基づく)

岩手県警察本部では、以下の書類が必要とされています。

  • 古物商許可申請書(別記様式第1号 その1)
  • 略歴書(別記様式第1号 その2)
  • 誓約書(別記様式第1号 その3)
  • URL記載用の書類(ネット取引を行う場合/別記様式第1号 その4)
  • 住民票の写し(本籍地入り)
  • 身分証明書(本籍地の市区町村で発行)
  • 営業所を使用できる権限を証する書類(賃貸契約書等)
  • 法人の場合は、定款・登記事項証明書・役員全員の住民票や誓約書など

👉 各様式は岩手県警察本部HPからダウンロードできます。

4.申請手数料と審査期間

  • 申請手数料:19,000円(岩手県収入証紙で納付)
  • 審査期間:約40日(書類不備がなければ)

※ネット取引を行う場合や営業所の状況によっては補正が求められることもあります。

5.申請の流れ

  1. 必要書類を収集(住民票・身分証明書・登記事項証明書など)
  2. 申請書・略歴書・誓約書を作成
  3. 管轄警察署へ提出し、手数料を納付
  4. 審査(書類審査・実地確認等)
  5. 許可証交付(許可後は営業所に標識の掲示義務あり)

6.よくある注意点

  • 住民票や身分証明書の本籍地記載を忘れがち
  • ネット取引する場合、URLを届け出なければならない
  • 法人の場合、役員全員分の書類が必要
  • 営業所の使用権限(賃貸の場合の承諾書等)が確認される

小さな不備で審査が長引くことが多いため、事前準備が大切です。

7.行政書士ができるサポート

行政書士は、以下のような点でお手伝いできます。

  • 必要書類のリストアップと収集サポート
  • 申請書・略歴書・誓約書の作成代行
  • ネットショップ用URL資料の整備
  • 管轄警察署との事前確認・調整
  • 補正指示があった際の対応フォロー

初めての申請で不安な方、事業準備で忙しい方には大きなメリットがあります。

まとめ

岩手県で古物商許可を取得するには、岩手県警察本部の案内に沿って正しく申請書類を整え、営業所所在地の警察署へ申請することが重要です。

約40日の審査期間を見込んで、余裕をもって準備を進めましょう。

もし「書類作成が不安」「申請を確実に通したい」という場合は、行政書士がサポートいたします。お気軽にご相談ください。

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投稿者 kimiyoshi

行政書士の伊藤公好(いとう きみよし)と申します。 奥州市で行政書士事務所を開設しました。 補助金申請、各種許認可、相続・遺言などでお困りの方は気軽にご相談ください。